BS-TBS 麗しの宝石物語 〜ラスベガスのジュエリーショー〜
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6月はラスベガスで行われる世界的ジュエリーショーの開催時期。ここに訪れることで、世界のジュエリートレンドが把握できるといっても過言ではないでしょう。
昨年、麗しの宝石物語でもラスベガスでのジュエリーショーは取り上げていますが、今年もまた取材に行ってきました。今回は一つのショーしか訪問できませんでしたが、ジュエリーに埋め尽くされた会場の華やかさは昨年と変わりません。ぜひ華やかな最新のジュエリートレンドをお楽しみください。
また、ラスベガスから少し足を伸ばして、ターコイズが採掘される鉱山も訪れました。ターコイズを使用した装飾品は古くインディオが愛用したアメリカンジュエリーの原点とも言えるもの。いまや少数となったインディオも同じように採掘していたのでしょうか?少しセンチな気分でご覧いただくと、風情を感じることができるかもしれません。
ラスベガス
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▲ ラスベガスの美しい夜景
デザイナーたちの
豪華競演ジュエリーショー「COUTURE(クチュール)」
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▲ デザイナーMARIさんの感想も楽しみ
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▲ 格調高いクチュールのブース
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▲ 世界的ジュエリーデザイナー
スティーブン・ウェブスターさんと
今年もやってきました。ラスベガス。昨年は「JCK LAS VEGAS」と「COUTURE(クチュール)」の二つのショーを訪問しましたが、今回はクチュールのみの訪問です。せっかくラスベガスに来たのに、という思いもふつふつとありましたが、クチュールはハイジュエリーを中心とした世界のセレブたちのトレンド最前線が伺えるので、これはこれでとても楽しみです。
そして、今回はGSTVが誇るデザイナーMARIさんも同行。このショーでMARIさんからどのような感想が出てくるのかも楽しみではあります。それではさっそく会場の中に入ってみましょう。
クチュールは数々のジュエリーを楽しめることはもちろん、超トップの有名デザイナーから、新進気鋭の若いデザイナーまでが、クチュールデザインアワードという各種賞の獲得にしのぎを削るデザイナーのための品評会という面もあります。部門はゴールド部門、プラチナ部門などの素材別であったり、革新的なデザイン(イノベーティブ部門)、来場者投票(ピープルズチョイス部門)、珍しいところでは、「カラーストーン使用2万ドル以下の部門」など、14部門毎に賞があるので、自分なりにこれは受賞してもおかしくないジュエリーかな、など違う観点からも楽しむことができました。
MARIさんもライバル?であるデザイナーたちのクリエイティブ心にだいぶ意気を感じていました。その中でもイギリス出身の世界的ジュエリーデザイナー スティーブン・ウェブスターさんからは、実際にMARIさん自身がインタビューしたこともあり、多大なインスピレーションを感じたそうです。
ブースを回った際は見た目の美しさしか分からないけれども、話を聞くと各商品にはそれぞれしっかりとしたコンセプトがあり、それを知ることでさらに商品の魅力が伝わってきたそう。ぜひ、今後のデザインに生かし、世界に通用するジュエリーデザイナーになってほしいですね。
ターコイズの鉱山「キングマン鉱山」
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▲ インタビューもしていただいたカピルさん
と鉱山主
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▲ ターコイズの原石
高速道路の発展により1985年に廃線となるまで大陸の基幹道路としてアメリカの隆盛を支え続けた「旧国道66号線(ルート66)」。古き良き時代を形づくってきたルート66はアメリカ人の誇りでもあったのでしょう。そのためアメリカ映画などではよく登場するので、聞いたことのある方は多いと思います。キングマン鉱山はラスベガスから車で約1時間半、そのルート66沿いにあります。アメリカ西部の歴史に思いを馳せ、西部劇の主人公になった気分での鉱山訪問です。
キングマン鉱山のそばにあるイサカピーク坑道から産出される硬度の高いターコイズは希少価値が高く非常に珍重されています。アメリカでのターコイズの評価は欧州と違い、「バーズアイ」「スパイダーウェブ」といった、独特の模様のある石のほうが人気があります。それは古くインディオの時代から愛されてきたターコイズがそうであったからではないでしょうか?
キングマン鉱山にはラスベガスショーに来ていたカピルさんも同行。鉱山主とのインタビューもしていただきました。内容は放送をご覧いただきたいのですが、GSTVのファンの方の興味はどのようなものを「買付」けた、かでしょう。おそらくGSTVでご紹介できる商品も多数あるはず。そちらもお楽しみに。
今回の模様は7月放送の「麗しの宝石物語」でご紹介いたします。華やかなラスベガス・ジュエリーショーの世界をお楽しみください。