BS-TBS 麗しの宝石物語春の2時間スペシャル 5/1(日)午後5:00〜放送決定!
〜ハプスブルグ家の秘石 ヨーロッパジュエリー紀行〜予告編(後編)
5月1日17時からBS-TBSにて放送される「麗しの宝石物語2時間スペシャル〜ハプスブルグ家の秘石 ヨーロッパジュエリー紀行〜」。ドイツの宝石の街イーダーオーバーシュタインをはじめ、世界三大カメオを所蔵する博物館や、ヨーロッパ各国の宝石文化を訪ねて巡る「ジュエリーの旅」をお届けします。
旅人は、GSTVでもお馴染みの、日本を代表する華道家、假屋崎省吾さん。「ハプスブルグ家の秘石」を求めて、オーストリア・ウィーンを旅していただきました。ヨーロッパの歴史の中に彩られる美の世界を、假屋崎さんと共にたっぷりご堪能ください。
そして今月の番組表では先月に引き続き「スーパーバイヤー撮影同行レポート」で先取り報告いたします。先月号でお伝えしきれなかった旅路後半のレポートもお楽しみください。
芸術家を多数育てた街 ウィーン
▲ ウィーンを散策する假屋崎さん
スペシャル後半となる今回の取材地はウィーン。歴史上著名な芸術家を多数育てた街 ウィーンには、多くの博物館や美術館、劇場など数々の文化や音楽に触れる場所があります。ウィーンは宝石の買い付けで訪れることがなかったため、私にとって今回は初めての旅のような気分です。
そして、なんといっても、この旅の同行者が、番組の案内人である日本を代表する華道家 假屋崎さん、そして、ゲストとしてイーダーオーバシュタインからカメオ彫刻のクンストラー(注1) ゲルハルド・シュミット氏という豪華メンバー。楽しい旅になること間違いなしです。
(注1)Künstler(ドイツ語で「芸術家」の意)
ゲマ・アウグステア
▲ ゲルハルド・シュミット氏と再現された
世界三大カメオ
シュミット氏は世界三大カメオと呼ばれる、イタリア、フランス、オーストリアの美術館に所蔵されている古代カメオを精緻に再現したカメオ界の巨匠。そんなシュミット氏自らが、ウィーンのマリア・テレジア広場にある美術史美術館に展示されている世界三大カメオのひとつ、ゲマ・アウグステアを紹介してくださいました。
紀元9-12年頃に作成されたとされるこのカメオは、GSTVではカメオ研究家の三沢さんの記事でもおなじみですが、今なお美しく保たれた普遍性と芸術性は目を見張るものがあります。
美術史美術館といえば、絵画が特に注目されますが、古代から伝わる素晴らしいカメオコレクションにも是非ご注目ください。
▲ 宝石の花束
宝石の花束
同じくマリア・テレジア広場に双子のように建つ自然史博物館にもすばらしい宝石がありました。
かつて、マリア・テレジアがその夫フランツ・シュテファンに贈ったという「宝石の花束」です。花も葉も花瓶までもすべて宝飾品で彩られた素晴らしい作品です。これには華道家の假屋崎さんも長く魅入られていました。
どのような美のインスピレーションを受けられたのでしょうか?假屋崎さんのこれからの作品も楽しみになってきます。
▲ 左:絶世の美女であったという皇后エリザベート
右:シシィの星を作った老舗宝石店の一つ・ケッヒャート
シシィの星
ウィーンでは王族により受け継がれてきた数々の美しい宝石も見ることができました。シシィという愛称で現代でも絶大な人気を誇る皇后エリザベート。絶世の美女であったという彼女が身に着けていたシシィの星と呼ばれる美しいダイヤモンドの宝石は、今なお老舗宝石店の店頭を飾っています。
GSTVでもこれほどまでに後世に伝わる宝石を残していきたいものです。
▲カフェでくつろぐ假屋崎さん
▲ 皇后エリザベートの愛用の品々を展示
するシシィミュージアムにも立ち寄り
ました
▲ 博物館の入り口でもある新王宮
まだまだたくさんの宝石や物語に出会いましたが、それらは是非、假屋崎さんと一緒に「麗しの宝石物語2時間スペシャル」にてお楽しみください。