目黒佐枝 ジュエリーコーディネート講座 Vol.7
シーンに合わせたジュエリー選び
数あるジュエリーアイテムの中でも、どこに着けようかと考える必要があるのがブローチ。一番お持ちの方が多いネックレスやイヤリング、リングにブレスレットは、身に着ける位置がおのずと決まっています。しかし、ブローチだけは、そう単純にはいきません。着けこなしによっては、とっても素敵に見えたり、あ~、もうひといきなんだけれど・・・と思ったり。でも、きれいに見える装いを考えるとき、一番ワクワクしませんか?7回目のこの講座は、基本的な位置と、ブローチを着けた姿の印象についてお伝えします。GSTVでは、様々な宝石を使ったブローチがたくさん紹介されています。選ぶ際のご参考になさってください。
同じブローチを着けても印象が違う
その方のイメージがブローチ込みで印象付きます。つまり美しく見えるということ。試さない手はありません。また、上に着いているので、背も高く見えます。いいことづくし!
安定感があって、素敵に見える代表的な位置です。このポイントは、ブローチの頂点が鎖骨のところまで来ているか、或いは少し重なっているぐらい。洋服を着たまま着けるとなると、まるで肩に着けているのかと思うほど顔に近く感じます。でも、鏡で確認していただくと、思ったほど上にはなっていません。慣れないと着けにくいと思うかもしれませんが、是非お試しください。
これはかなり残念です。目線のポイントが下になることで背も低く見えたり、相手の顔より胸に目線がいってしまったり、慌てて来たのかしら?なんて思われたりするかもしれません。
この位置に着けてる方を一番よく見かけます。バストラインの上に着けている方もいるぐらいです。洋服を着た後、服を見下ろしながら、この辺かな?と、感覚で着けるとこの位置になってしまうのです。一方、ジャケットの襟の上か身頃の上かどっちが正しいの?と気になると思いますが、決まりはありません。体半分を見て、中心線から内側辺りを目指すのをお勧めしています。めんどうくさがらず、姿見を使って素敵な位置を見つけ、着けにくくて困ったら、一旦服を脱いでブローチを着けてください。
襟のちょうど真ん中辺りが自然です。
ブラウスの襟でもこのようなジャケットの襟でも、首周りの襟に着ける場合は、大きく広がりを持たせながらも、繊細で細めのものがお洒落です。空間を取り込んだこのようなデザインのブローチは、身に着けたときとても素敵です。また、日常に使いやすいのが魅力です。羽織りものの服の押さえにも利用できる便利なアイテムになります。
赤が入ることで顔回りを明るく見せます。
長さを持たせ、細長いスタイルのブローチの着け方は、少し斜め、少し内側寄りで身に着けた方がスリムに見えます。このブローチの場合は、赤が入ることで顔回りも明るく見せてくれます。
ギリギリの首回りにつけてこなれ感を演出!
冬に着ることが多いタートルネックのニット。あえて、見えるか見えないかのギリギリの首回りに着けるのは、こなれた感じがして素敵です。難点は、着けにくいということがあるのですが・・・。このブローチはカーブラインが絶妙で、一番人気のあるサイズでもあります。物足りなさを感じたら、同系色のペンダントを合わせても素敵です。
高級感を大事にしたい方は、白蝶貝の脇役に、ダイヤモンドや地金を見せるようなデザインものをチョイスしてください。
最高にビューティフルな白蝶貝のブローチ。白蝶は大振りでも価格が抑えられるのと、見た目は優美な雰囲気でいいことばかりです。濃い色の服の上に合わせくっきり見せるということもありますが、私のお勧めは柔らかい色合いとのコーディネート。写真では、着けているかどうかはっきりわからないと感じるかと思いますが、実物は上品に視線に入ります。GSTVで紹介している多くは、プックリといえるぐらいの厚みを持たせて彫刻しています。一つは宝石箱に入れておいていいアイテムですよ。
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¥136,000- -
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※商品番号が掲載されていない商品は、参考商品です。
(番組ガイド誌「ジュエリー☆GSTV番組表」 2016年10月号掲載)